【所蔵品解説】「平成の浦島虎徹」と鳥取の名刀

鳥取池田家伝来の脇差「浦島虎徹」は、江戸時代前期の刀匠・長曾根虎徹(17C)が打った名刀の1つ。現在は行方知れずのこの刀を、鳥取の現代刀匠・金崎秀壽氏が、渾身の技で復元した「平成の浦島虎徹」を特別展示しています。虎徹が打つ刀は、よく切れ、美しいと評価が高く、それをしのぶ凄みを間近に鑑賞できます。
また鳥取は、刀に反りをつけ、日本刀の礎を築いた伯耆の刀匠・安綱(9-10C)ゆかりの地。本コーナーでは、安綱一門の有綱が打った古伯耆ものをはじめ、多くの地元刀工の作品を前に、日本刀の歴史を垣間見ることもできます。

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