【所蔵品解説】西村荘一郎「松に猿嵌木丸額」/明治時代

木版に図案を彫り、色の異なる木片をはめて模様や色彩を表現する木象嵌という技法で作られた作品。本作は、松の枝上で親子三匹の猿が戯れる様子が細密に象嵌されています。明治6(1873)年のウィーン万博をはじめ国内外で数々の賞を受賞した、鳥取県の誇る名工・西村荘一郎(1846-1914)の大作で、鳥取県の保護文化財に指定されています。

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